てきと~探究

心揺れる何かをてきとーに徒然と探究していきたい。

ヨガの微妙な部分

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新宿の某ヨガ教室でのこと

「アシュタンガー・ヨガやってますぅー」と言ったら、
「えっ!ラージャ・ヨガやっているんですか」と言われ
「いやいや、アイアンガー先生の同門の
パタビージョイスさんが提唱するパワーヨガの原型に
なったヨガのことですぅー」

公式にはアシュタンガー・ヨガ=八支則のヨガのことで、
ヨガスートラのヨガ。つまりラージャヨガのこと。
瞑想とヨガ哲学もやっていて結構勉強している人も
多いので、このようになってしまった。

紛らわしい。これからはアシュタンガー・ヴィンヤサ・ヨガと
言わなきゃいけない。

この教室は、どちらかというとヴィンヤサヨガから縁遠い教室であった。

 

あの系統の強度の強いヨガは、休日エネルギー不足で寝たきりみたいに
なっているインストラクタさんがいるんだよね。という話になった。
アシュタンガーヨガは、ケガしたり、不調となり
アシュタンガーヨガから別のヨガに切り替えた方も多い。

精神、思考が偉く、身体が従うのが当然という考え方になっているのか?
身体との対話の問題?このへんは深く突っ込まないようにしよう。

 

息苦しさ

一般的なヨガ教室でも、締め切ると息苦しさを感じことがある。

締め切った中で行うホットヨガは、汗をいっぱいかくから、
すっきりするけれど、どうなんだろう?と思っていた。
某所ホットヨガスタジオの受付をやっている人に
聞いて見たら、レッスンは1週間、間をあけないと
いけないとか、インストラクタさんがコロコロ変わるとか、
どうもハードそうだ。
やった人に聞いても、息苦しさを感じるのだそうだ。
うまくやらないとただ消耗するだけなのだろう。

 

ハタ・ヨガは安全?

ゆったりしたハタ・ヨガが、安全なのかと言うとそうでもなく、
ハラアーサナ(鋤のポーズ)など、下が固い場所で
ゆっくり反動をつけずに行わないといけないのだが、
反動をつけてやってしまった生徒さんが、首をやってしまい
救急車で運ばれる事態があったとか。

インドの荒っぽいアジャストのせいで、骨折してしまった
事例もあったりする。

 

じゃ瞑想は?

瞑想が安全かと言うとそうでもなく、私の行っている
ヨガ瞑想教室では「必ず帰ってきなさい」と口を
酸っぱくして警告していたりする。帰ってこない場合が
あるからだ。
達磨大師なんかの例もそうで、座禅中、偶然発見されて
救助されたが手足が腐っていた伝説が残るほどで、
人知れず帰ってこない修行者も多いのかもしれない。

それと魔と繋がってしまう場合。これは怖い。
精神コンディションが良くなければそうなることが
分かってきた。そういう波動を放っていて共鳴した場合に
そうなってしまう。高い人格が最も安全なのだった。

 

それ以外は?

後、ヨガ病、クンダリーニ症候群、気の偏差。気のアンバランスで
発生していて、これは医者ではなかなか治すのが難しいのだそうだ。

ある程度の危険性があるため、我流で行わず指導が必要で、
そのテキストともいえるヨガスートラなどが、古代より整備されて、
行法、方法も洗練されてきたのだった。

 

参考

「ヨガを科学する―その効用と危険に迫る科学的アプローチ」
  ウィリアム・J. ブロード (著), William J. Broad (原著), 坂本 律 (翻訳)