チャクラ
Okan CaliskanによるPixabayからの画像
前回、クンダリーニについて書いたが、これとセットで語られるものがある。
チャクラだ。
emotionexplorer.hatenablog.com
ヨガで、クンダリーニが下から順々にチャクラを通過することから
ハタヨガ行者は、チャクラについて学ぶと言われている。
ヨガ・スートラ 3-30 にも記載があった。
臍のチャクラにサンヤマを行うことによって、
体の構造に関する知が得られる
ヨガ・スートラ 3-30
Web全体にチャクラの説明は多く、神経が集中する神経叢がチャクラという説も
ありますが、見えない微細身の器官としての説でヨガ、スピリチュアル的な
ものを重点に書いていこうと思います。
チャクラ
チャクラ( chakra)とは、インドのサンスクリットで、円盤、車輪、
回転する皿と言う意味があります。インド国旗の中央部にある円状の
ものはアショーカ・チャクラと言い、ダーマを示す法輪を現します。
もっとも、最近ではインド海軍の原子力潜水艦の名前でもあったりしますが。
インド国旗
主要7チャクラ
さて、身体のチャクラとは身体のエネルギーセンターのことで、主要なチャクラ
としては7つあり、このチャクラは精神と物質の間の連絡ポイントと言われてい
ます。
身体は肉体があり、見えない微細体、原因体等とあり、それぞれ連絡を取り
合っています。
- ムーラーダーラ・チャクラ
身体の脊柱基底部にあります。基本的な活力やエネルギーをもたらすチャクラ。 - スワーディシュターナ・チャクラ
生殖器又は文献により腰にあります。性力や精神力、創造性を司ります。 - マニプーラ・チャクラ
みぞおちにあります。太陽神経叢にあります。人間に意志のパワーをもたらし、 やる気や前向きな気持ちをもたらすチャクラ。 人の成長要素「個人的権力」、「感受性」、「エゴの強さ」に関係し、 強化することで恐怖心、心配事、
争いから解放されるといわれています。
臍のチャクラにサンヤマを行うことによって、
体の構造に関する知が得られる。
ヨガスートラ 3-30 - アナーハタ・チャクラ
心臓にあります。神秘的なナーダ音を発し、 目覚めると他者への許し、
他者を受け入れ、自分の中の愛を受け入れるようになります。調和や慈悲、
思いやり、愛情を司るチャクラです。心臓にサンヤマを行うことによって、
心の働きに関する知が得られる。
ヨガスートラ 3-35 - ヴィシュッダ・チャクラ
喉にあります。コミュニケーションを司るチャクラ。 肺、声帯、気管支、
新陳代謝を支配します。 - アージュナー・チャクラ
頭の中央、眉間にあります。
第三の目ともいわれています。 物事の本質への洞察力 直感、知恵を司り、
このチャクラでのサンヤマは、現生の成功が得られ、 過去のカルマをすべて破壊すると言われている - サハスラーラ・チャクラ
頭頂にあります。百会に対応しております。 百会への刺激で、ストレスが
低下することはNHKテレビ番組でやっていました。
サハスラーラの知識に精通すれば、行者は如何なる状況に置かれても
心が惑わされることが無く、常に幸せな境地にあって、 苦悩や束縛からも逃れられる。
(チャイニク・ヨーガ・ディーピカー)
とあり霊性や意識の拡大、悟りなどの進化成長に関わりがあります。頭頂の光(サハスラーラチャクラ)にサンヤマを行うことによって、 達人(シッダ)たちの姿が見える。
ヨガスートラ 3-33
これだけでは足りないかなと思うものの、一般にチャクラの色を解説されて
おられる書物もあるかと思いますが、観察者のトリグナの状態により色合いが
異なってくるのだそうです。
トリグナとは、サットヴァ(純性、善性)、ラジャス(激性、動性)、
タマス(暗性)で分けられるその人の心的特徴のことです。
下側が波動が低く、粗雑。動物に近い状態。上に行くにしたがって波動が
高くなり、より微細になってなっていきます。
アナーハタ・チャクラを境として、下位のチャクラがアストラル体にあり、
上位のチャクラがメンタル体に属します。
一つのチャクラを重点的に強化・開花させ、それのみいうのは短命になると
言われています。理由は分かりません。持っている生命を早めに消費することに
なるのではないかと推測しています。
下位の動物的で、シャクティも発現すると言われていますけれど、
それも動物的な上、見返りを求められる事態もあるかもしれません。
バランスよく行う必要があるのでしょう。
開発方法にしろ、下から順番に開けろとか、まずアージュナー・チャクラから
開けろとか、3つ同時とか、先生によっていろいろですね。
特にどれがいいかは分かりません。運命を信じて自分の巡り合った先生の意見で
行うのも良いのではないでしょうか。
チャクラはそれぞれ、波動性質が異なり、それぞれの7つの思想・哲学、
7つの心、性格、響きを持っています。
一人の中に性格の違う7人がいる様なもので、これを対立、
分裂させるのではなく、統合と調和させ、つなげていくことが
大事とわが師は言います。
調和し指揮をするのが意識。それをつなげるのが愛。
これら結局、ヨガ タントラの語る人、心の成長の一プロセスの話でした。
ちなみにこれらは都市伝説です。信じる、信じないはどうでもいいです。
参考
『プラーナヤーマの科学 ―シバナンダが伝えるヨーガ呼吸法のすべて』
スワミ・シバナンダ(著)
『パーフェクトヘルス』 ディーパック・チョプラ(著)
『魂の科学』スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ (著), 木村 慧心 (著)
『ヨガと冥想―入門から神秘体験へ』 内藤 景代(著)
『ゆっくり吐くこと』成瀬雅春(著)
クラウンチャクラを開き今の自分を超越していく為に必要な事</a >
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