てきと~探究

心揺れる何かをてきとーに徒然と探究していきたい。

シュリーヤントラ

f:id:emotionexplorer:20200125204428p:plain

 

インドでは、この図をシュリーヤントラと言います。
周囲をT字ヤントラで守られ、中心、律動、左右の広がりを
表し、宇宙全体の象徴しています。
ヨガ行者は、これを見てヤントラの瞑想を行い、
一般の人は護符のようにあつかっています。

 

ヤントラは具体性が低く象徴性的で単純であるため、
個人の意識の各レイヤに作用し、様々な人生のヒントを
くれると言われています。一種の観想瞑想の道具です。

やがて、曼荼羅が作られるようになります。
曼荼羅はインドの古典リグヴェーダでは、区分と言う
意味で10の賛歌を区分した1つ1つを意味しました。
やがてヤントラ円などの部品を意味するようになり、
悟りの境地などをあわらすようになったのだそうです。

やがて、金剛界曼荼羅胎蔵界曼荼羅が作られていきます。

 

 

金剛界曼荼羅

中央に大日如来を据え、瞑想的には、この中心に向かって
求心的に回帰していく過程をあわらわしているのだと
伝えられています。


胎蔵界曼荼羅

悟り、慈悲が世界に中央部から流出、展開していく形を
現しているのだそうです。

 

 終わりに

この2つの曼荼羅は、2つで1つです。英才が1つにしようと
試みるもののどうしても、1つにできなかった代物です。
ただ、この2つはシェリーヤントラの具体化版のようなものです。

上記での説明は瞑想をしないとなかなか分からないことなので
とんでもないことを言っているように感じられるかもしれません。

それでもいいかな。

あの図は、私がプログラムで描いたのですけれど、作っている最中
ぼーっとして変成意識に引き込まれそうになり、1度は失敗しました。
2度目で、変成意識状態にならないテクニックを使って何とか描くことが
できました。

 

 

参考

ヨガと冥想―入門から神秘体験へ  内藤 景代