てきと~探究

心揺れる何かをてきとーに徒然と探究していきたい。

プラーナとナディ

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プラーナとナディ。とんでもない大風呂敷をひろげてしまったと
後悔しているのはないしょです。

 

プラーナ

さてプラーナは気。言葉としての概念は先生によってプラーナは
すべて物質を構成し、机、床などすべてプラーナでできていると
いう言い方もできるのだが、気も「すべて気でできている」説を
取っている先生もいらっしゃいますし、そうでないのだという説も
あります。
ただ、生体エネルギーであり、情報である部分は変わりません。

 

さて、ヨガでは人体を粗大身、微細身、原因身と分けています。
西洋の神智学的にはもう少し細分化され、こっちの方が
知られているかな。

 

1.肉体
2.エーテル体(幽体)
3.アストラル体(感情体)
4.メンタル体(精神体)
5.コーザル体(原因体)
6.ブッディ体
7.アートマ体

 

プラーナは微細身に作用すると考えられています。
微細身とは、神智学で言うところのエーテル、アストラル、
メンタル体のことかなと。
通常はエーテル体は含めないようなのですけれど、経絡はエーテル体に
属しているから、こんな感じかなと思っています。
連続的に存在するものを言葉で強制的に分離しているせいで
人によって切り分けが微妙に説明が違っていたりします。

 

ナディ

このプラーナを各部分に配分しているのがナディ。
体中に送る血管のようにエネルギーが身体に流れていて、
一説には72000本あると言われています。
このエネルギの流れ沿い(経絡)に針やお灸をすると昔から
効果あるとされています。

プラーナは人体の外側に空気のように存在すると考えられ、
大量に摂取するとパワフルになりますが、キャパシティ超えて
しまうと身体を壊します。
身体を大量に淀みなく取り込めるようにするのがハタヨガで、
取り込みコントロールするのがプラーナヤーマです。

 

プラーナヤーマ

プラーナヤーマはプラーナをコントロールすることです。
プラーナを取り入れて、吐き出して、循環、拡大、縮小、飛ばすなど
自由自在にコントロールできることが目標です。
ただ、呼吸を自由自在に操れるようになると感覚を統御し、

無意識的な心と身体の動きを主体的に制御できることにつながります。

 

マインドフルネスの提唱者ジョン・カバット・ジンは、マインドフルネスを

通じて意識的に過ごすことを提唱しています。
現代グル。サドグルも「5分間意識的に生きられば、明日から貴方は聖人だ!」

みたいなことをYoutubeにのせていました。

意識的に生きる。結構難しく、訓練が必要かなと感じます。

 

結び

インドの哲学全般に、神を信じなさい。ということは言わないようだ。

それを実体験しろとか感じ取れとか、体験することが非常に重要で、

プラーナにしても、プラーナヤーマなどヨガで感覚を研ぎ澄まし、それを感覚で

とらえなければならないということ。

砂糖がどこで取れるか、どのように使うか、化学成分というものよりも、

砂糖はいかなるものかを、食べて味わうことがより重要なのだろう。

 

しかし、この主観的な世界を、伝えるのはムズカシイ。

 

参考

密教ヨーガ―タントラヨーガの本質と秘法  本山 博

マインドフルネスストレス低減法 ジョン・カバット・ジン

ヨガと冥想―入門から神秘体験へ 内藤 景代

呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと 成瀬 雅春

サドグル ジャッギー ヴァースデーブ